地雷除去によって地域復興が加速化する中で、2008年7月、ユネスコは地雷除去事業地にあるプレア・ビヘア寺院(タイ語名カオ・プラ・ヴィーハン寺院)を世界遺産に登録することを決定しました。今後、さらなる地域復興が進むことを願って止みません。
なお、プレアビヘア寺院の世界遺産登録後、タイ・カンボジア両国で寺院の帰属をめぐって緊張が高まり、2008年7月17日以来、国境および国立公園が閉鎖となっています。
それに伴い、PROによる地雷除去事業も一時中断となっております。
世界遺産の登録と両国の緊張については、JAHDSやPROの地雷除去活動の経緯も含めて、NHKテレビにて解説番組が2008年8月5日に放映されました。
- NHKテレビ BS1 アジアクロスロード、アジアを読む
「世界遺産は誰のものか タイ・カンボジア国境」道傳愛子解説委員(2008年8月5日)