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2015年12月14日

慶應義塾大学貢献工学講座 第4回講義が開催


12月9日に開催された慶應義塾大学理工学部「貢献工学」の講義では、講師として初代国土強靭化担当大臣で衆議院議員の古屋圭司様にご講演いただきました。

公務ご多忙の中、弊社寄付講座の「貢献工学」にご賛同いただき、慶應義塾大学矢上キャンパスまで駆けつけていただきました。


講義では、「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靭化基本法」の目的、基本理念、基本方針や「国土強靭化アクションプラン2015」による具体的な取り組み、さらに「地方創生」の意義や必要性などについて詳しくご説明いただきました。

また、「これらの取り組みをビジネスチャンスとして捉えて欲しい」とのメッセージは、今後の進路を考える機会として学生の皆さんに大きな刺激となったようです。



講演後の質疑では、リニア新幹線や電力自由化など理工学部ならではのテーマから拉致問題の状況に関する質問まで詳しく解説していただき、普段なかなか聞くことのできない貴重なお話を伺うことができました。
特に拉致問題については、「国民の生命を守るため、あらゆる手段を尽くし、様々な取り組みを行っている。」と力強くお話しいただきました。

学生の皆さんからいただいた主な感想や意見(抜粋)

・国政が、東京一極集中を危険視し、企業本社機能の地方移転を促進するために、本社機能を地方に移転した企業に税の優遇を行うなどの取り組みを行っているとは知らなかった。さらに、この取り組みは、減災学にもつながっていると考えられる。地方創生を進め、地方拠点機能の強化を行えば、東京が被災した時のダメージは少なくなり、復旧の為の支援を行うのも容易になる。災害だけでなく、今の時代で怖い存在であるテロ対策としても有効である。

・メタンハイドレートの実用化は非常に重要だと思いました。日本は資源も乏しく第1次産業も盛んではないので他の国では真似できないような技術力がなければ、この先、生き残れないと思いました。自分もこれからたくさん勉強をして、その技術力の一端を担うことができればいいなと思います。

・国民が質の低いメディアの情報に左右され、自分の頭で物事を考えずに政治に参加しているため、選挙が有効に働いていない。だから日本の政治家は真に日本の将来を案じるのではなく、ある種国民のご機嫌取りをしなければならない。それでは日本の50年、100年先を考える政治など出来るはずもない。グローバル化が進行した昨今において、今までのやり方では決して生き残れない。官民学全てが革命を遂げる時が到来しているのだ。

・現在、政治のあり方に、私が小さい頃よりも注目している人が多いと感じます。それは私の周りに無関心な人が多いわけではなく、安倍政権に期待を感じている人が多くいる事を表しています。と同時に、週刊誌の情報を頼りに人を批判する残念な政党もあるのも事実です。これから先の「未来に対する責任」とおっしゃって頂いたおかげで、私も未来の日本経済に貢献したい気持ちがとても高まりました。とても為になったと思います。

・今日の日本の問題点と今後の政策についてよく理解することができた。特に国土強靭化基本計画については、以前マスコミでばらまきではないかという批判を耳にしたが、人命の保護、迅速な復旧復興といった理念のもと、日本の問題点をリストアップし優先順位を考えて取り組んでいく、といったきちんとした政策であることが分かった。

以 上